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心と繋がるセラピー~お母さんの心が楽になるお話⑳思春期/更年期

猛暑が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか??

子どもたちは夏休み真っただ中の一方、ママたちは忙しくされておられることと思います。

 

今回のテーマは「思春期/更年期」について。

どちらもホルモンバランスが影響し、心も身体も変化するしんどさを感じることも多くあります。

 

思春期/更年期をどう捉え、特有の気持ちの揺らぎとどう向き合うか-。

心理セラピストの視点でお伝えしたいと思います。

 

「思春期」「更年期」とは??

年齢期は違えど、どちらもホルモンバランスが増減して心身が変化するとき。

また環境的に言えば、

「人生の中でステージが変わるとき」
「今までを振り返りこれからを見つめだすとき」

とも言えます。

 

身体のしんどさや心の揺らぎなど、変化が大波になるのか、あるいは小波ですむのか。

それは「心のあり方」に比例すると私は考えています。

だからこそ、思春期/更年期は心のメンテナンスがとても大切です。

思春期だから子どもが暴れるのではありませんし、子どもが反抗期だからお母さんの更年期がひどくなるわけでもありません。

感情が大きく揺れ動くのは「誰かのせい」でなく、元々内在している「不安」が原因。

「不安」という感情は、誰しも感じるもの。

焦ったり恐れたり、不安になるのは自然なことです。

当たり前に感じる不安ですが、その大きさには個人差が大きく影響します。

 

「不安感」が増幅する原因とは??

それは子どもの頃から甘えられず、「一人で頑張るしかなかった経験」にあります。

ようするに、今まで誰にも「本音」を言えず気持ちを我慢してきたこと。

子どもの頃から、親など家族に叱られないため▽嫌われないため▽わがままを言って困らせないため、「一人で頑張るしかない」と心の奥で感じていて、現在も「もし嫌な事が起きたらどうしよう」と自分の身を守れるよう、いつでも戦えるよう常に戦闘態勢でいるのです。

幼い頃から感情表現を許され、「抱きしめてもらったぬくもり」や「どんな自分も受け止めてもらえる安心感」があれば、心には深い【自己肯定感と他者信頼感】が芽生えます。

その感覚は「不安感」とは正反対で、心地良い距離感で他者と関わることができ、何かミスしても反省はすれど自己否定には至りません。

不安になるところはあったとしても、飲み込まれて冷静を失うまでになったりせず、自分に正直に自然体でいることができます。

 

不安が強いとどうなるか?

  • 嫌われるのを恐れて言いたいことを言えず、
  • 自分の意見に自信が持てなかったり、
  • 「あの時、私の態度はよくなかったんじゃないか」とくよくよ悩み自分を責めたり、
  • 誰かといてもなじめない孤独感を感じていたり、
  • 「どうせ私のことなんか誰も必要としていない」と虚無感に襲われたり、
  • そのような思いから「私ばかりこんな目に遭う」と被害者意識が強くなっていく。

このような抑えられないイライラや焦燥感などが強くなります。

 

そして同時に、「完璧でなければいけない」「ちゃんとしなければならない」という価値観も強くなり、自分自身を苦しめます。

このような思いは自己防衛のために身に付けてきた価値観です。

この価値観が強いということは、完璧じゃない/ちゃんとしていない自分を必要以上に責めているということ。

このような思いが、思春期/更年期の感情の揺れ動きをより大きいものにします。

思春期に反抗が強くなるのは、親が憎いわけではありませんし、わがままで自分勝手なのでもありません。

「私のことを分かってよ!!」という“心の叫び”なのです。

幼い頃は泣いてグズっていたものが、心も身体も成長して親の理不尽さも理解し、

「私が抱えている寂しさに気付いてよ!」
「もっと私と正面から向き合ってほしい!」

という思いが態度に表れているのです。

 

全く別物のように感じる思春期/更年期-「心」という視点で見たとき共通点が見えてきます。

思春期も更年期も、どちらもきっと“心の居場所を探して彷徨っている”のです。

本当は、自分が一人で抱えてきた不安や痛みを分かってほしくて、心の拠り所を探しているのです。

 

大切なのは「心の繋がり」

人を人たらしめるためには、衣食住と同様に「心の繋がり」が大切。

表層意識では、「こんな仕組みでこんな感情が隠れている」とは到底理解できないかもしれません。

でも、人が安心して生きていくためには「感情の共有」が必要不可欠なのです。

  • 話を否定せず聞いてもらえたら
  • 「辛かったね」って痛みに寄り添ってもらえたら

きっと心がほっと安心することでしょう。

 

この感覚を言葉にすると、

「自分の存在を認めてもらえる」
「私には居場所がある」

と表現されると思います。

人はこの感覚がないと、安心して生きていけません。

大人も子どもも同じ。

これは「命の肯定」ともいえます。

 

「自分を肯定する時間」

ですから私は、自分を肯定する時間を作ることが大切だと思います。

  • 深呼吸して身体の緊張をほぐす
  • 今までの自分の頑張りを認める
  • 今抱えるしんどさを誤魔化さず「私はしんどいんだ」と受け入れる
  • 頑張れない時は「休んでいい」と自分を甘やかす
  • 「できない自分」「ダメな自分」など完璧じゃない自分がいることを許す

 

まとめ

  • 思春期の反抗を小波にするには、叱りすぎたりとがめるより、子どもの感じている思いに共感してあげる
  • 更年期の心の揺れ動きを小波にするには、完璧じゃない自分を許し、今まで頑張ってきた存在価値を認める

これらが何よりも大切だと私は感じています。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

皆さまがお心穏やかに過ごされますように。

 

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平野桂子(ひらの・けいこ)

岡山市在住。3人(大1、高1、小2)の子どもを育てるママ。自身の子育てと介護職に20年間従事した経験から親子関係の大切さに気づく。子育てに悩んだ経験から、同じように子育てで悩むお母さんの力になるべく、現在は心理セラピストとして子育て相談やインナーチャイルド療法、前世療法などに取り組み、より良い親子関係のためのコミュニケーション講座を開催している。2024年春、子どもさんとお母さんの心が楽に、ありのままの笑顔でいられる場所『みんなの家』をオープン。親子で自然と触れ合う参加型の活動を行っている。

【Instagram】心と繋がるセラピー

 

心理セラピスト(子育てでの気付きやヒントなど書いています)

 

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