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登園・登校しぶりは栄養で変わる? 夏休みに見直したい3つの習慣

「夏休みまでは元気だったのに、新学期が近づくと『行きたくない…』って言い始めた。

そんな経験はありませんか?

毎年この時期、多くのお母さんが”登園・登校しぶり”について不安を抱えています。

「仕事もあるし、できれば元気に登園・登校してほしい…」

そんな気持ちになりますよね。

もしかすると、

「うちの子は繊細だから…」
「引っ込み思案な性格だから仕方ないのかな…」

そんなふうに思っていませんか?

もちろん、生まれ持った気質や性格はあります。

でも実は、心や脳が元気に働くための土台は"栄養"で作られています!

栄養状態が整うことで、以前より表情が明るくなったり、行動的になったり、気持ちが安定したりするお子さんは少なくありません。

もちろん、栄養だけで別人のように変わるとは言えません。

 

でも、「性格だから仕方ない」と決めつける前に、食事や生活習慣を見直してみる価値は十分あると私は感じています。

登園・登校しぶりの原因は一つではありません。

環境の変化、お友達との関係、不安や緊張、さまざまな要因が重なって起こります。

「栄養を整えれば必ず解決する」というものでもありませんが、

近年の研究では、脳や心の状態は、栄養や腸内環境と深く関わっていることが分かってきています。

つまり、夏休み中の食生活や生活習慣が、新学期を元気に迎えるための土台になる可能性があるんです。

 

夏休みにありがちな生活習慣に要注意!

夏休みは、どうしても生活リズムが乱れやすいですよね。

例えば…

・夜更かしをして朝起きられない
・朝ごはんを食べない
・昼食はそうめんやうどん、パスタなど麺類だけで済ませることが増える
・アイスやジュースなど甘いものを食べる機会が増える

「夏休みくらいいいよね!」

そう思う気持ちも、とてもよく分かります。

でも、この生活が何週間も続いてしまうと、脳や体が新学期という大きな環境の変化に対応しにくくなってしまうことがあります。

 

腸は「第二の脳」

「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニン

セロトニンには、

・気持ちを安定させる
・不安を和らげる
・やる気を保つ
・睡眠リズムを整える

など、とても大切な役割があります。

実は、体内にあるセロトニンの約90%は腸で作られています

もちろん、腸で作られたセロトニンがそのまま脳へ届くわけではありません。

でも、腸と脳は「腸脳相関」という仕組みでつながっていて、

腸内環境は神経や免疫、ホルモンなどを通して心や脳の働きに影響することが分かっています。

さらに、セロトニンの材料になるトリプトファンや、それを働かせるビタミンB6、鉄、マグネシウムなども欠かせません。

朝ごはんを抜いたり、麺類だけの食事が続いたりすると、これらの栄養素は不足しやすくなります。

野菜や発酵食品、食物繊維が少ない食事が続くと、腸内環境も乱れやすくなり、心や体のコンディションにも影響する可能性があります。

「冷たいものはダメ!」ではありません

夏になると、

「アイスはダメ!」

「冷たいものは体を冷やすからダメ!」

そんな話を聞くことがあります。

もちろん、食べ過ぎはおすすめできません。

でも、最近のような猛暑では、冷たいものを上手に取り入れることも熱中症対策の一つです。

 

私がもっと大切だと思っているのは、

子ども自身が、自分の体の声を聞いて選べるようになること。

「今日はアイスが食べたい!」

「今日は温かいお味噌汁が飲みたい!」

そんな感覚を否定するのではなく、

「どうしてそう思ったんだろう?」

と一緒に考えながら、必要な栄養も自然と選べる力を育てていくこと。

それが、大人になってからも自分の体を大切にできる力につながっていきます。

 

今日からできる3つの習慣

① 朝ごはんで体内時計をリセット!

朝ごはんは、体内時計を整えるスイッチです。

できれば、


・卵
・納豆
・ヨーグルト
・チーズ

など、たんぱく質を一緒に摂ってみてください。

セロトニンの材料になるトリプトファンを補給できます。

 

朝ごはんのメニューに出てきがちな、ウィンナーやミートボール、ハムなどの加工肉は、前回の記事でもお話をした添加物が多く含まれている食品の一つです。

今すぐに健康を害するわけではありませんが、なるべく頻度を少なくできると良いでしょう。

 

② 麺類だけで終わらせない

そうめんやうどん、パスタの日は、

・ゆで卵
・ツナ
・鶏ささみ
・豆腐
・納豆
・野菜

などを一品プラスしてみましょう。

小麦そのものが、すべてのお子さんに悪いという科学的根拠は十分ではありません。

でも、麺類だけだと、たんぱく質やビタミン、ミネラル、食物繊維が不足しやすくなります。

「麺+一品」を意識するだけでも、栄養バランスはぐっと良くなりますよ♪

 

③ 腸が喜ぶ食材を毎日ひとつ

例えば…

・味噌
・納豆
・ヨーグルト
・野菜
・果物
・きのこ
・海藻

この中から一つでもOK!

菌活や腸活と言われて、発酵食品を積極的に摂る人もいますが、腸内細菌は人それぞれで、日本人だけだからと言って、納豆が合う!とは限りません。

納豆、チーズ、キムチ、糠漬け、麹など、様々なものをローテーションしたり、お腹の張り具合やゲップやおならの出具合で、どの食品が自分に合っているのか観察してみましょう。

 

栄養は地味だけど、毎日の習慣こそが未来を変えられる

登園・登校しぶりは、栄養だけで解決するものではありません。

安心できる家庭環境や睡眠、人間関係など、いろいろな要素が関係しています。

だからこそ、「心の問題だから栄養は関係ない」と切り離すのではなく、

子どもが環境の変化に適応するための土台として、栄養を整える。

そんな視点も持っていただけたら嬉しいです。

夏休みもあと少し。

今日から少しずつ生活リズムを戻して、新学期を笑顔で迎える準備を始めてみませんか?

子どもの登園・登校しぶりに悩んでいるママへ

実は私自身、中学生の頃に不登校を経験しました。

だからこそ今、親になって振り返ると、

「あの頃の私に本当に必要だったのは、安心して休めることと、

『どんなあなたでも大丈夫だよ』という無条件の愛情だったんだな。」

そう心から感じています。

もちろん、心のケアはとても大切です。

でも、私たちの体や脳、心をつくっている細胞や神経伝達物質は、毎日の食事からできています。

だから栄養を整えることは、心と体の土台づくりにつながります。

そして、その栄養をしっかり活かすためには、自律神経を整えたり、ストレスを和らげたりすることも欠かせません。

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ママが自分を大切にできるようになると、その安心感は自然と子どもや家族にも伝わっていきます。

一人で頑張り続けなくて大丈夫です。

ママの余裕が、家族みんなの笑顔につながります。

 

 

 

 

 

 

 

森田早紀(もりた・さき、管理栄養士)

岡山市出身。大阪で対プロ野球選手やスポーツチーム、調剤薬局、歯科医院などでの栄養指導経験を経て妊娠、出産。
長男の10カ月にも及ぶ夜泣きから「分子整合栄養医学」と出合い、子どもはもちろん自身や家族の不調を改善。
“ママと子どものかかりつけ管理栄養士”として講座や個別セッションを実施。
次の世代に残したい食文化や食習慣を、管理栄養士ならではの視点で伝えている。
「食べ物で、大切な家族の心と体を豊かに…」-そして一人でも多くのママが自分らしく、楽しく子育てができる事を願って活動中。

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