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心と繋がるセラピー~お母さんの心が楽になるお話㉑親から「不安をもらった子」と「愛をもらった子」の違い

長い夏休みも終わり、新学期が始まりましたね。

まだまだ残暑厳しい毎日ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

夏休み明けは、子どもさんの行き渋りが増える時期でもあります。

そんなとてもデリケートな時期だからこそ、子どもさんへの関わりについて、ご自身を振り返りながら読んでみてください。

 

今回は「親から『不安をもらった子』と『愛をもらった子』の違い」について。

本コラムは、「心が温かくほっとする」をテーマに、私自身の子育て体験と心理セラピストとしての視点を書いています。

子育てされている皆さまのお役に立てれば幸いです。

 

親の言葉が与える影響

子どもは親との関係性を人間関係の基礎とし、扱われ方や言われた言葉で自己イメージを形成していきます。

「あんたには無理/できるわけない」
「かわいくない」
「お前はダメだ」
「ちゃんとしなさい!」
「どうして言うことを聞かないの!」

親から否定的な言葉をもらった子は、愛着関係がうまく育たず、「私は受け入れてもらえない」と感じます。

どこにいても、誰といても、「『自分』であること」に不安を感じるようになってしまいます。

「自分ではダメだ」
「足りない気がする」
「人より劣っている」

自分を過小評価し、自己否定の言葉で責めたり、「これで良いのかな‥?」と選択することに自信が持てなくなります。

 

人からも「ダメなヤツ」と思われていると錯覚を起こし、嫌われないよう人の顔色を過剰に気にするように。

また人に馬鹿にされたくないから自分を大きく見せようと虚勢を張ったり、「勝負」「上下」「損得」「支配服従」というような人間関係を形成するようになります。

反対に、

「あなたのことが大切よ/大好きよ」
「生まれてきてくれてありがとう」
「あなたなら大丈夫!」
「辛かったよね/悔しかったね/悲しかったね」(感情の肯定)

このような肯定的な言葉をもらった子は、愛着関係がきちんと育まれ、「私は愛されている」と感じることができます。

「私には居場所がある」「存在を認めてもらえている」という安心感が心にどっしりとあるので、一人でいても、誰といても、どこにいても、自分が素直に感じる感情や感覚をちゃんと認め、自分の考えや意見に自信を持つことができます。

  • 好き/嫌い
  • やりたい/やりたくない
  • 自分の強さや弱さ、痛み、優しさ‥

それらをちゃんと認識できるので、他者へ依存せず、他者を非難したりもせず、人と調和して協調性を自然に保てる関係を築くことができます。

 

「愛をもらった子」と「不安をもらった子」

愛をもらった子は、「私は愛されている」と心が安定しているので、自分の良い所も人の良い所も素直に認めることができる。

不安をもらった子は、心の根っこがぐらぐらしていて自分の心で立っていられないから、自分を責めたり人を攻撃するようになる。

 

愛をもらった子は、失敗を恐れず自分の可能性を信じて前向きに生きていくことができる。

不安をもらった子は、不安を解消するため防衛的な行動か、自分が傷ついても無謀な行動しかできなくなる。

 

愛をもらった子は、人に愛をあげることができる。

不安をもらった子は、自分に対して「足りなさ」を感じ、傷つかないために人の言いなりになるか、劣等感を隠すためにマウントを取るようになる。

 

その「不安」は誰のもの?

私たち親は、子どもを愛しているからこそ心配しています。

なるべく不安が少なく困らないよう、少しでも良いようにと余計な一言も言ってしまいます。

でも本当は子どもの行動を心配しているように見えて、親の方が「不安」に駆られていることが多くあるのです。

その親の「心配=不安」が子どもの「不安」の呼び水になり、子どもへ「愛」を伝えられていないのなら、それはとても悲しいことです。

喜怒哀楽どんな感情にも良い悪いはなく、その流れは四季の移ろいと同じでとても自然なもの。

大人でも不安を感じますし、心配になり焦ったり、腹が立って怒ることだって当然あります。

でも大切な子どもへ、ちゃんと親の愛を伝えるために。

子どもへかける毎日の言葉が「不安由来」かどうか-。

まずそこに気付くことから始めてみましょう。

きっと「愛由来」の言葉を発しているのであれば、私たち親もとても心地良く、心が通い合ったコミュニケーションを取れていると思います。

 

「愛由来」の言葉かけのために

子どもと接していて、イライラしたり腹が立ったり、焦りや悔しさなどを感じるなら。

まずはご自身の「不安」に気づいてあげてください。

「不安」が強ければ、「足りない」ばかりに目が向きやすくなります。

ですから、意識して「ある/満たされている」ことを探してみてください。

そうすることで、些細な幸せに気づくことができて心に余裕が生まれ、子どもさんに対して「愛由来」の言葉かけをすることができるでしょう。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

皆さまのお心が穏やかに‥。

子どもさんがありのままの笑顔でいられますように‥。

 

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平野桂子(ひらの・けいこ)

岡山市在住。3人(大1、高1、小2)の子どもを育てるママ。自身の子育てと介護職に20年間従事した経験から親子関係の大切さに気づく。子育てに悩んだ経験から、同じように子育てで悩むお母さんの力になるべく、現在は心理セラピストとして子育て相談やインナーチャイルド療法、前世療法などに取り組み、より良い親子関係のためのコミュニケーション講座を開催している。2024年春、子どもさんとお母さんの心が楽に、ありのままの笑顔でいられる場所『みんなの家』をオープン。親子で自然と触れ合う参加型の活動を行っている。

【Instagram】心と繋がるセラピー

 

心理セラピスト(子育てでの気付きやヒントなど書いています)

 

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