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【看護師さんが伝える健やかな暮らしお役立ちコラム③】 『秋にお伝えしておきたい!子育て世帯のための健康コラム』

ママにとって家族が心身ともに健やかに暮らせることは何よりの宝物!岡山の子育て世帯の健やかな暮らしを応援するため、現役フリーランス看護師の若林さやこさんに家族や子どもの健康に役立つ情報をお届けしていただきます。

 

*季節の変わり目に蓄積する「寒暖差疲労」

朝夕の爽やかな風に少しずつ秋らしさが感じられるようになりました。ただ日中はまだ暑さが続き、こうした気温変化、寒暖差が大きい季節の変わり目は体調を崩しやすい時期でもあります。

 

「最近だるいなぁ」

「なんだか寝つきが悪い」

「疲労がとれない」

そんな時はありませんか?

 

私たちの体は自律神経の働きで体温を一定に保とうとしますが、寒暖差が大きいと体温調整のために自律神経が過剰に働くことになり、疲労が蓄積することに。これが「寒暖差疲労」と呼ばれる症状であり、注意が必要です。「寒暖差疲労」は冷えやだるさ、肩こりなど体の不調につながり、前日との気温差、1日の最高気温と最低気温の差が7度以上あると起きやすくなるといわれています。

 

▼以下のサイトで寒暖差疲労のチェックができます!▼

小林製薬株式会社/その疲れ、「寒暖差疲労」かも? ~症状別の対策で、”寒暖リズム”の新習慣を~

*寒暖差疲労にオススメの「首温活」


寒暖差疲労を感じた方におすすめしたいのが「首温活」です。首は自律神経機能として大切な役割を担っており、首が冷えると自律神経は緊張状態になり、血の巡りが悪くなって全身が冷えてしまうことに。なので蒸しタオルや温熱シートを活用して、首と肩の境目あたりを温めると効果的です。疲労を感じた時には意図的に休みながら、寒暖差に負けない健康づくりをしていきましょう!

 

 

*赤ちゃんの目はどのくらい見えているの?

10月10日は「目の愛護デー」です。それにちなんで子どもの視力についてお話したいと思います。生まれたばかりの赤ちゃんの視力はわずか0.02程度で、30㎝先がぼんやりと見えているくらいです。それが3カ月ごろから0.05程度に上がり、立体感や遠近感も備わってきます。6カ月後は0.05~0.08程度になり、物や人の顔の識別、奥行きや遠近感も把握できるように。9カ月から1歳11カ月ごろの間に0.2~0.4程度に発達し、ハイハイをしたり、つかまり立ちをしたりして行動範囲も広がります。そして3歳ごろまでには約7割の子どもが1.0程度の視力になり、大人と同じような世界が見えています。

 

【生後半年までの遊び方の工夫】

生後6週間ごろ:赤ちゃんの視界に入りやすい位置で人形遊びをしよう!

生後2カ月から:絵本の読み聞かせをしよう!

生後3カ月から:手の届く位置に音の鳴るようなおもちゃを置こう!

生後4カ月から:音が鳴るようなおもちゃを置いたり、握らせたりしよう!

 

 

*早期発見したい目の病気

  • 遠視

普通に物を見た時、目に入ってきた光が網膜より後ろの位置で像を結んでしまう屈折異常をいいます。これは遠くも近くも見えにくい状態で、そのまま放っておくと弱視や斜視になることがあります。

 

  • 近視

普通に遠くを見た時、網膜より手前で像を結んでしまい、遠くがよく見えない屈折異常をいいます。ただし、近くは比較的よく見えます。

 

  • 斜視

片方の目の視線は目標に向けられるのに、もう一方の目の視線が別の方向を向いている状態をいいます。斜視のある目を使わずに物を見るようになるため、その目の視力が発達していきません。また、両眼視機能の発達も妨げられてしまいます。遠視が原因の場合は眼鏡で矯正できることもありますが、治療方針は眼科医との相談が必要です。

 

  • 弱視

眼球や視神経、脳などに異常がないのに視力の発達が妨げられて、眼鏡をかけても矯正できない場合をいいます。強度の遠視や斜視がある場合、矯正しないままでいると正常に見る能力が発達しません。そのため早期に発見し、治療や矯正をすることが必要です。

 

 

季節の変わり目は体調を崩しやすい時期なので、規則正しい生活を心掛けましょう。そして「目の愛護デー」を機にご自身の生活の中の動作が目の負担になっていないか見直せたら良いですね。家族みんなで健やかな秋を過ごせますように♬

 

 

【参考サイト】

・ベネッセ「たまひよ」/【医師監修】赤ちゃんの視力 いつから見えて、どう発達していくの?

・日テレNEWS/【解説】夏の終わりに注意 “寒暖差疲労”で頭痛やけん怠感が…新型コロナの症状と区別しにくいことも

・保倉眼科/*小児眼科(弱視・斜視・遠視・近視)*

 

若林紗也子さん

看護師として急性期病棟、小児科を経てフリーランス看護師・保健師に転身。現在は在宅医療を中心に訪問看護や母子保健分野の保健師として勤務する傍ら、子育て中の看護師ママがもっと楽しく、自由に働ける働き方をサポート。ブランクがあっても、仕事を選んでスキマ時間で働けるサービス、ちょこっとワーク【chokowa】で看護師として働き方改革にも力を入れています。

小児科勤務時代に子育てに不安や孤独を感じ、誰にも相談できずにいるママが多くいることを知るとともに、子どももママも含めた家族支援の必要性を感じ、胎内記憶教育Ⓡ認定講師を取得。また、子育て数秘を通じて子どもの資質を知り、「まぁいっか!」ができるようになるママを増やしたいと数秘カウンセリングも行っています。

‟そよ風のように そっと包み込む 優しさを”をモットーにSNSなどで思いを発信しています。

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ママの「復職したい」を応援する潜在看護師/セラピストの業務シェアリングプラットフォームchokowa

 

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